育成のスペシャリスト

筑波大学を卒業し、同大学院を修了後、FC東京のスクールマスター、U-15むさしコーチとして子どもたちの指導に従事。2009年に発足した札幌大谷高校サッカー部の監督に就任し、創部4年目でインターハイ出場、5年目で全国高校サッカー選手権大会出場を果たした「北の名将」。北海道サッカーの普及育成強化を目指し続けており、2022年4月、札幌大谷大学サッカー部総監督に就任。

サッカーの楽しさを重視

ゼロからスタートした札幌大谷高校サッカー部を選手権3回、インターハイ5回の全国大会に導いた指導法の出発点は「ボールを奪う」こと。「ボールを奪われるのは、サッカーが上達する機会を失うこと」という考え方は、シンプルでありながら的を射ていると言える。サッカーの楽しさを重視し、「トレーニングの内容より、子どもたちの心に響く環境づくりが大切」という姿勢にも注目するべきだろう。

「デザイン力」と「アドリブ力」

田部氏のコーチングの柱は「デザイン力」と「アドリブ力」。あらゆる不確定要素に備え、その場の状況に合わせて実践する習慣を身につけることが人間力の向上にもつながるという理論は、ビジネスの世界においても通用するはずだ。

目次

第1章 サッカーとの出会い
中学生のプレーイングマネジャー
筑波大学に入学
人を育てることの魅力

第2章 FC東京で指導者に
スクールマスターに抜てき
子どもたちとの接し方
ジュニアユースで指導の幅を広げる

第3章 札幌大谷高校でゼロからのスタート
「故郷に還元したい」と決断
1年目のリーグ戦は全敗
創部4年目でインターハイ出場

第4章 立ちふさがった全国の壁
さまざまな基準の違い
北海道のレベルアップのために
地元出身選手へのこだわり

第5章 田部式コーチング理論
「デザイン力」と「アドリブ力」
雪中トレーニングの秘密
相手チームの分析はしない

第6章 チームづくりの極意・前編
個々の自立を引き出す
キャプテンに求めるもの
自分事として受け止めさせる

第7章 チームづくりの極意・後編
選手を叱るとき
個の強みを刺激する
指導者という仕事
愛されるチームを

第8章 これから歩む道
高校サッカーとクラブチーム
社会との関わりを持つ
札幌大谷大学サッカー部総監督に

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サッカーとの出会い
サッカーの本質・練習メニュー
選手を鼓舞する方法
コーチ力=デザイン力+アドリブ力


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著者紹介



田部学(たべ まなぶ)

札幌大谷大学サッカー部監督
(札幌大谷高校サッカー部前監督)