誰より抱いたサッカーへの情熱

幼い頃から慣れ親しんでいたのは野球とバスケットボール。その後、偶然出会ったサッカーが宮口氏の人生を変えることになる。影響を与えたのは3人のカリスマ指導者だった。厳しさの中でかけがえのない「人間教育」を施してくれた恩師たちの教えは、自らを指導者の道へ誘うことにもなった。

自主性・自発性 愛工大名電高というチーム

指導者になるために選んだのは母校ではなく、愛工大名電高だった。附属の愛工大名電中でサッカー部の立ち上げも経験し、2013年に愛工大名電高の監督に就任。自主性・自発性が芽生えたチームは、さまざまな困難を乗り越えながら強さを増していく。選手と共に歩んだ成長の軌跡に迫る。

チームを生まれ変わらせた「新たな武器」

苦しさを乗り越えて勝ち取った選手権の切符。その推進力となったのが、ハイプレスという「新たな武器」だ。強豪ぞろいの選手権予選では、どのような戦いを見せたのか。緊迫するPK戦を前に、選手たちにかけた言葉とは?息をのむシーンに圧倒される。特別章のコーチインタビューも通し、愛工大名電高の強さの秘密が解き明かされる。

目次

第1章 ルーツ
ー偶然出合った、人生を変えるスポーツ
ーサッカー中心の人生へ
ー「サッカーに対して誰よりも情熱を持った」恩師との出会い
ー「サッカーに対して誰よりも情熱を持った」恩師との出会い
ー影響を受けた3人の恩師
ー松蔭高校、東先生〜「人間力」にこだわる理由となった恩 師〜
ー中京大学、城山監督〜「指導者のいろは」はここで学んだ〜
ー道家さん〜「指導者の道」へ導いてくれた人〜
ー「エリート」よりも「人間」を育てたい
ー父親の存在 「怒る」ではなく「叱る」
ー強い父、その姿しか見ていない
ー母の存在

第2章 そして名電へ
ー雑草魂、素直さが何よりの武器
ー素人だから、面白い(名電中学)
ー私は教員だから
ー未練はあった、でも進んだ
ー5年の重み、名電スタイルからの脱却か、否か
ー自主性・自発性を重んじたチーム
ー「目を覚ませ!」追い込まれた選手たち

第3章 育成論〜人として、選手として〜
ー能力よりも人間性、会話ができるかどうか
ー決して譲れない3つの基本理念
ー頼れる仲間、教え子だからできること
ーイエスマンより「自分の考えを持ち、上手に伝えること」
ー指導者に必要なのは「わかりやすく伝えることができること」
ーたくさんの経験をさせてあげたい
ー社会で生きる力を学ばせる
ーチームの士気を上げるには、選手をよく見ることが大事

第4章 変化
ー変わったきっかけ
ー思いが先走って「バランス」を崩してしまった
ー失った時間
ー苦しい1年「自分も変わっていくべき」
ー校長先生からあの頃のキャプテンへの言葉「君がいたから今 があるよ」

第5章 全国高校選手権、初出場までの道のり
ー新たな武器は「徹底したハイプレス」
ー「迷いから抜けるにはこれしかない」選手たちの反応は
ー新たな武器を手にして、チームが生まれ変わった
ー新人戦、総体でのベスト4
ー選手たちが壊れていく、苦渋の決断
ー選手権に向けての決断
ー強豪だらけの選手権予選、油断はできない
ー崩れ落ちそうな精神状態〜今だから言える秘めた想い〜
ーあの子の存在を感じた選手権の準決勝
ー自信を持て、いつも通りで大丈夫
ー楽しめ、いい瞬間は必ずやってくる
ーすべてを見届けてから旅立った父

第6章 リスタート
ー全国大会に出場するだけでは満足できない
ー悲願達成、初の全国選手権を終えて〜次のステージへ〜
ー愛工大名電の全国出場で、愛知はさらなる激戦区へ
ー保護者会の存在
ー周りの力を借りれられる環境
ー大人になって熱くなれることはすごく幸せなこと

特別章 第1章 コーチインタビュー
ー青山コーチ
ー前田コーチ
ー田中コーチ

特別章  第2章 支えてくれた「女子マネージャー」の存在
ー彼女の夢は「グランパスに入ること」
ー彼女は仕事に真剣なプロフェッショナル
ー名電の卒業生は「名電好き」が結構多い
ー「高校でも大学生の女子マネージャー」彼女に刺激を受けた 子たちが増えている

特別章  第3章 これから
ー発想して、行動に移すことを大事に
ー「人間教育」をしていく自分が人間性を高めていく事を忘れないように
ー今後の目標、未来予想図
私の支え

おわりに

出版キャンペーン
購入者全員に特典プレゼント


卒業生に多い「名電好き」
間違っていないと再認識した「人間教育」
コーチから見た宮口監督
今後のビジョン


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著者紹介



宮口典久(みやぐち のりひさ)

指導歴
2000年~2003年 愛工大名電高校(コーチ)
2004年~2012年 愛工大名電中学
2013年~ 愛工大名電高校